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嵯峨直樹歌集『塔 TOWER』

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結晶化せずに、砕け散る言葉。それでも、なにかを抒情する言葉。著者第4歌集。

一束のひかりになってぬばたまのコーラの黒にしんと吸われる
夕焼けは解き放たれていちめんに賑やかな火をつけてまわった
なごやかに仕事おさめてひとごろし今日は自分を甘やかしたい
関係の結び目すべて燃えているこんな世界は望んでいたよ
夏空にきらめきながら張り付いたロボット永遠の相聞として

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