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江田浩司著『短歌にとって友情とは何か』
¥1,980
歌人の友情はいかにして可能か? 友情を妨げる歌壇の力学とは? 問われたことのない問いから、歌人の精神のありようが見えてくる。 本書の内容 Ⅰ 短歌にとって友情とは何か 序章 「ずっと、ここにいるから。」 1 友情の限界 ―石川啄木と金田一京助 2 友情の本質 ―与謝野鉄幹と北村透谷・薄田泣菫/石川啄木と土岐善麿 3 孤独と友情 ―斎藤茂吉と吉井勇 4 友情の美点 ―玉城徹と級友/岡井隆と相良宏 5 友情は愛に似て ―与謝野晶子と山川登美子/三ヶ島葭子と原阿佐緒 6 友情と恋愛の間に ―田辺元と野上弥生子/西行と西住 7 友情を包む光 ―岡井隆と米田利昭 8 友情と夭折 ―小中英之と小野茂樹 9 友情と追悼 ―岡井隆と大岡信 10 友情と思想 ―馬場あき子と中国革命 11 時代を超える友情 ―本歌取り 12 友情の消滅 ―二冊の本 13 批評の不在 ―友情を妨げる力学について 14 超実践的短歌鑑賞用語辞典 終章 「また、あいましょう。」 Ⅱ 寺山修司をめぐる断想 1 不連続体について ―未発表歌集『月蝕書簡』を読む 2 「新しい個」の表現 ―『寺山修司の俳句入門』を読む 3 寺山修司と「作者の死」 定価:1980円(税込) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:160頁 ISBN:978-4-86534-437-0 発行日:2024年2月26日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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春日いづみ著『シネマ交響曲』
¥1,980
映画が芸術であることを上映を通じて示し、2022年7月に惜しまれつつ閉館した岩波ホール。 著者はこのホールで1983年より30年にわたり上映作品のパンフレットのシナリオ採録に携わった。 映画を主題とする珠玉のエッセイに、既刊歌集より短歌作品62首を付す。 定価:1980円(税込) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:168頁 ISBN:978-4-86534-400-4 発行日:2023年1月26日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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続短歌憧憬[橋本喜典/著]
¥3,565
講演録、エッセイ、歌論で親しむ橋本喜典の世界。「昭和三十年、私は第一歌集『冬の旅』を出した。折から歌壇には前衛短歌運動が吹き荒れる。そんな影響から私もあやしげな歌を作ることがあった。ある日、先生は私に言われた。「喜典君、こういう歌を作って面白いかい? 君の『冬の旅』はいい歌集なんだよ」と。ふらふらするな、初心にかえれという、先生独特の叱責のことばであった。」(本書より) 定価:3,241円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:358頁 ISBN:978-4-86534-152-2 発行日:2016年4月15日 発行:現代短歌社