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横山季由著『短歌上達のヒント』
¥1,980
土屋文明の謦咳に接し、吉田正俊、宮地伸一、小谷稔らの指導を仰ぎ、半世紀以上の長きにわたり、アララギの作歌を学んできた著者。選者をつとめる北陸アララギ誌「柊」に連載中の「歌のヒント」を改稿、初心者に作歌の理論と実践を懇切にアドバイスした好著。 定価:1,980円(税込) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:228頁 ISBN:978-4-86534-492-9 初版:2025年2月20日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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川本千栄著『キマイラ文語』
¥1,650
明治の和歌革新運動によって短歌は文語/口語のキマイラとなった。その100年後、SNSの普及が短歌の口語化に第二のパラダイムシフトをもたらした。言葉は変化し続け、今日の口語は、明日には古びた文語となる宿命にある。著者は本書を通じて、こう提言するーー。 もうやめませんか? 「文語/口語」の線引き 本書の内容 Ⅰ キマイラ文語 キマイラ文語/ぬえとキマイラ/現代短歌の文語のルーツ/和歌と狂歌が並立した近世/香川景 樹が「旧派」となるまで Ⅱ 近代文語の賞味期限 増殖する擬古語/ら抜き言葉と創作文語/短歌の歴史は口語化の歴史/『広辞苑』第三版とやさしい日本語/SNSと第二の言文一致/短歌口語化の伏流水~古語を使う人々/時はながれ「た」/繋がないままの歌 Ⅲ ニューウェーブ世代の検証 ニューウェーブ終焉時を振り返る/俵万智の教師詠/加藤治郎のオノマトペ/荻原裕幸の語彙/水原紫苑の「われ」/穂村弘の評論/座談会(2001.10.)/ニューウェーブをあるべき場所に 定価:1650円(税込) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:214頁 ISBN:978-4-86534-391-5 初版:2022年9月5日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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近現代短歌語誌[鮫島満/著]
¥5,500
斎藤茂吉の創作の秘密の一つは、造語を含むクセの強い語彙にあった!近現代短歌に現われた、辞書にも載っていないクセの強い言葉1018語を豊富な用例とともに解説した労作。 短歌作家が一つの工夫として行っていた造語が私の見方では昭和半ばごろからあまり見られなくなっている。(略)現代短歌はいま表現面、内容面において岐路にさしかかっているようにも思われる。本書は、短くくだいて言えば、近代短歌から現代短歌への流れの中で用いられていた言(コト)のあれこれということになる。(「まえがき」より) 定価:5500円(税込) 判型:A5判ソフトカバー 頁数:496頁 ISBN:978-4-86534-381-6 発行日:2021年11月18日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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来嶋靖生著『続 作歌相談室』
¥1,980
短歌を続けるなかで遭遇するさまざまな悩みに真摯に答えた好評連載が現代短歌社新書に入集。勉強会のテキスト等に必携の一冊。 「辞書を引いたり、読み直したり、理解への努力はしましょう。しかしそれでもわからなければ、無理はしなくてよい。一首の難解歌のために無駄な時間を使う必要はありません。人の命には限りがあります。ソリの合わない歌とは早めに手を切ることをお勧めします。」(本書「わかるわからない」より) 定価:1980円(税込) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:178頁 ISBN:978-4-86534-363-2 初版:2021年8月24日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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山中律雄著『川島喜代詩の添削』
¥3,520
川島喜代詩の添削 山中律雄 著 佐藤佐太郎門下から出て独自の歌境を切り開いた川島喜代詩。 「没すべき細部」等、その歌論の本質は、添削にみずみずしく表れる。 著者が若き日に受けた添削の実例を通し、うたとは何かを問い直す。 (帯より) 定価:3,200円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:238頁 ISBN:978-4-86534-340-3 初版:2020年9月20日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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千代國一の短歌[横山岩男/著]
¥7,700
「国民文学」誌上に13年にわたり連載された作品合評「千代國一作品研究」。評者の一人として筆を擱くことのなかった著者の筆跡をまとめて一書とした。千代國一の秀歌900首を鑑賞しながら、その豊かな作品世界をすみずみまで案内。初二句索引、千代國一年譜を付す。 定価:7000円(税別) 判型:四六判変型ハードカバー函入り 頁数:512頁 ISBN:978-4-86534-236-9 初版:2018年8月21日 発行:現代短歌社
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古泉千樫のうた百首鑑賞[加茂信昭/著]
¥2,200
房州の館山に住む私は、同じ安房の山間の村で生まれた千樫とは同郷であることから、千樫短歌の土壌とも言える房州の風土に具体的に触れながら鑑賞できたという点で、多少の新味は出せたのではないかと思っている。そして今改めて千樫の作品に与えた風土の影響の大きさを思う。温暖で豊かな自然に恵まれ、人と人との?がりが濃密な房州の風土、これこそ千樫短歌の源泉なのである。(「あとがき」より) 定価:2,000円(税別) 判型:四六判変型ソフトカバー 頁数:248頁 ISBN:978-4-86534-233-8 初版:2018年5月20日 発行:現代短歌社
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九州の歌人たち[阿木津英・黒瀬珂瀾・五所美子・恒成美代子・馬場昭徳/企画編集]
¥2,750
九州が誇る多くの歌人のうち2000年以前に没した二十五人の生涯と作品世界、加えて三つの歌人群像を概観し、その代表歌を手軽にたのしめるアンソロジー。 [収録歌人]淺利良道/徳田白楊/金石淳彦/山口好/山本詞/岩本宗二郎/三苫守西・京子/西田嵐翠/中島哀浪/二宮冬鳥/持田勝穂/中村三郎/菊地剣/島田尺草/津田治子/伊藤保/宗不旱/黒木傳松/安永信一郎/桃原邑子/小野葉桜/森園天涙/東郷久義/浜田到/炭鉱の歌人たち/八幡製鉄所と門司鉄道局/檜の影短歌会 定価:2,500円(税別) 判型:四六判ソフトカバー 頁数:360頁 ISBN:978-4-86534-227-7 初版:2018年3月10日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第9篇)
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『キリンの子』を読む[鳥居歌集を読むつどい実行委員会 編]
¥1,650
現代短歌に異星人のごとく出現した歌人・鳥居。異例のベストセラーとなった歌集『キリンの子』を読むつどいが2016年暮れの京都で開かれた――。「思い出すと胸が暖かくなるような会」と鳥居がふりかえるこのつどいの模様を完全採録。 岡井隆の『キリンの子』論と30首選、鳥居へのインタビューを併せて収録。 定価:1,500円(税別) 判型:四六判変形ソフトカバー 頁数:224頁 ISBN:978-4-86534-222-2 初版:2017年12月14日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第7篇)
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『木俣修のうた百首鑑賞』[外塚喬 著]
¥2,200
SOLD OUT
「木俣は、短歌界においては独自の世界観をもっていたばかりに、誤解されていたところがあった。作品よりも、学究の徒としての評価が高かったように思えてならない。最近では晩年の作品を高く評価する識者の声も増えているが、戦中戦後の作品にも目を向けることが必要である。木俣には、まだまだ知られていない深淵な世界があると言ってもよいだろう。」(「あとがき」より) 定価:2,000円(税別) 判型:四六判変型ソフトカバー 頁数:238頁 ISBN:978-4-86534-205-5 初版:2017年4月21日 発行:現代短歌社
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新しい短歌の作法[大塚布見子/著]
¥1,019
「三十一音の意義」「歌の格・区切れ」「歌の単純化」「歌の調べ」「写実について」「秀歌とは」等、迷ったらここに戻ればよい歌の原点を示す12章。「新しい短歌はいかにあるべきか、何が新しく、何が真実であるか、何が姿正しい短歌であるか、そういうもろもろのことを探る前に、まず短歌の成り立ちについて考えてみたいと思います。短歌の源流にふれなければ、その姿の正しさや、本当の魅力がわからないと思うからです。」(本書より) 定価:926円(税別) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:211頁 ISBN:978-4-86534-146-1 初版:2016年6月23日 発行:現代短歌社
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短歌講座キャラバン[阿木津英/著]
¥1,324
カルチャーセンターで講師を務める著者が長年刷り続けた冊子「旅隊(キャラバン)」。その後記で受講生に宛てて書いた珠玉のエッセイ71編を収録。「講座を始めたときわたしは三十七歳で、講師のわたしが最年少だった。二十歳も三十歳も年長の、社会的にも立派な経歴をもち、人生の経験を経てきた方々が、よくもまあ黄嘴言を耳に入れてくださったものだ」(「あとがき」より) 定価:1,204円(税別) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:201頁 ISBN:978-4-86534-156-0 初版:2016年6月11日 発行:現代短歌社
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作歌相談室[来嶋靖生/著]
¥1,540
短歌の実作に関する入門書は数多いが、筆者は実作の裏側、実作をはずれた悩みや相談に真摯に向き合った。初心者、ベテランともに座右の一冊。「マラソンに譬えれば、私は先頭集団で颯爽と快走する人よりも、なかなかスピードがあがらず、思うように走れないランナーの友でありたいとつねづね願ってきました。」(「あとがき」より) 定価:1,400円(税別) 判型:新書判ソフトカバー 頁数:152頁 ISBN:978-4-86534-162-1 初版:2016年6月11日 発行:現代短歌社
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佐藤佐太郎全歌集各句索引[香川哲三/編]
¥1,834
佐藤佐太郎全歌集(現代短歌社文庫)収載の6,524首の全句32,622句を五十音順に配列。 「この索引を横に置いて歌を作る。すると、あなたの歌は確実にランクアップする。」大辻隆弘(「現代短歌」2016年7月号書評より) 定価:1,667円(税別) 判型:文庫判ソフトカバー 頁数:376頁 ISBN:978-4-86534-140-9 初版:2016年3月1日 発行:現代短歌社 ※歌集本文は『佐藤佐太郎全歌集』(別売)に収録されています。