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江田浩司歌集『メランコリック・エンブリオ 憂鬱なる胎児』
¥1,320
ローザ・ルクセンブルク熱き血のロンド 吊されし黎明にまぎれゆかん 擦過するツェラン青空に血はしずまり悲劇は宴する水の足音に 悔しさの距離に海見ぬ雲雀の死ヴェーユは完膚なきまでヴェーユ こういう作品こそ、江田浩司が前衛短歌の末裔であることを明かしているのだが、 そういう意味でいえば、岡井隆や塚本邦雄や春日井健が切り開いたのは、うたがエロスをうたうだけでなく、タナトスをもうたうというありかたなのである。現代短歌が、 そのことをどこかで忘却しているとするならば、江田浩司の存在は、これまでよりも大きな意味をもってくるのではないだろうか。 神山睦美 作者はこの歌集一巻で、既成に対して、自らの文体や短歌世界を一気に提示しようとしている。まず、その一点突破の姿勢に清々しさを覚えた。第一歌集はこうでなければならない。 谷岡亜紀 歌人江田浩司は圧倒的なドグマを方法として知性の自慰を表現としてみごとに成就させてみせてくれた。 藤原龍一郎 わたしは江田君が、 信ずる所に従つて、 行きつくところまで行くがいいと思ふ。 ただ、わたしもまた、 せい一ぱい目を凝らして、 江田君の歌の行方を見てゐるのだといふことを忘れないでほしい。江田君の本質は、意味偏重の世界(メッセージ派の詩)からはなれて、 蕪村流のロマネスクに遊ぶところにあるのではないか、 とかたく信じてゐるのである。 岡井隆 ISBN978-4-86534-393-9 文庫判242頁 定価 1320円(税込)
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川島喜代詩歌集『波動』
¥880
随分と前から僕は、川島喜代詩の歌を鍾愛してきた。 今回、第七歌集『沈黙』までの歌集を通読して、第一歌集『波動』には、川島の詩情の基盤が充分に詠われていると実感した。 歌壇的には川島は「佐藤佐太郎の高弟」のイメージが強く、それがそのまま、川島は厳格な写実主義者、というレッテルに繋がったふしもある。 だが、この『波動』は、写実主義の一言には括れない柔軟な詩情に満ちている。 黒瀬珂瀾(文庫版解説より) 川島喜代詩没後15年を記念し、第一歌集文庫に入集! 冬の日の鋪道が遠くきはまりて陸橋となる隆起見えをり 人混みをわれの来しとき街川は潮退きしまま泥が暮れゆく かぎりなき波動のなかに波がしら折ふしにして立てるさびしさ 地下室となるべき位置の鉄骨が雨ふるなかに組まれつつあり 妻のゐる窓をまじへしアパートの灯の群落に向ひてあゆむ ISBN978-4-86534-394-6 文庫判170頁 定価 880円(税込)
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田村穂隆歌集『湖とファルセット』
¥2,200
肉体に封じこめられた魂。湖のむこう岸のように遠く、かすかにひびくその声【ファルセット】が今日も聴こえる—。第8回現代短歌社賞次席の著者の、清冽なデビュー作。 栞=内山晶太・川野芽生・阿木津英 そうか、僕は怒りたかったのだ、ずっと。樹を切り倒すように話した 定価:2,200円(税込) 判型:四六判ソフトカバー 頁数:176頁 ISBN:978-4-86534-362-5 発行日:2022年3月1日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第42篇)
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中林祥江歌集『草に追はれて』
¥2,750
ユーモアは本人がいたって真面目だからこそ面白いのだろう。いわゆるウケを狙って詠まれた歌とは違う。 そのため、一歩進むとユーモアは批評性を帯びていく。(松村正直 跋より) 無花果栽培のかたわら詠み溜めた歌がみずみずしい香を放つ第一歌集。 十月の畑に生れたる歌ひとつとどめし紙は土の匂ひす オリーブは気弱な木なり夫と伐る相談するうち枯れてしまへり 満開の白木蓮の枝くぐり役場の人が詫びにくるなり 定価:2750円(税込) 判型:四六判ハードカバー 頁数:208頁 ISBN:ISBN978-4-86534-379-3 発行日:2021年12月10日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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山下翔歌集『meal』
¥2,200
gift10叢書第41篇 「食べることがとにかく楽しみである。食べること抜きに人生というものを考えることはできない。」(「後記」より) 食べては詠み、詠んでは食べる。その旺盛な食欲と創作欲が子規をも彷彿させる、山下翔の第2歌集。 ぬるい寿司腹へおとしてかすかある酢飯のにほひ夏を濃くする 家にひとつの家の味あるかなしみをお盆が来ればおもひ出だしぬ 卵かけご飯が醬油の味だつたごはんの時間しあはせだつた 定価:2200円(税込) 判型:四六判ソフトカバー 頁数:332頁 ISBN:ISBN978-4-86534-387-8 発行日:2021年12月25日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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『小島恒久全歌集』
¥6,600
19歳の被爆体験を作歌の原点とし、三池、水俣、知覧、沖縄等に心を寄せて詠み続けた小島恒久。既刊の『原子野』『晩禱』に未刊歌集『曙光』を加えた1983首を収録。 解説=雁部貞夫、随想=佐藤嘉一。 友さがし探しえざりし原子野にあきつ飛びゐき幻のごと カフカ愛せしミレナの灰も沈みゐむこのラーゲルの凍てし湖底に 駅弁のふたの飯つぶまづ食べる飢ゑの世を生きしわれら同期会 定価:6600円(税込) 判型:A5判上製函入 頁数:362頁 ISBN:ISBN978-4-86534-378-6 発行日:2021年12月18日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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永田和宏歌集『置行堀』
¥3,300
gift10叢書第40篇 人は誰しも、死者を抱えて生きている。 その死の意味を突き詰めるとき、 歌はアフォリズムのごとき静寂に充ちてゆく。 みずからを死者の眼で見つめる歌には ユーモアとペーソスが漂う。 この世に置いてきぼりにされた者のしんとした さびしさが立ち上がる第十五歌集。 妻と呼ばれてゐたころ人は明るくて竹箒はきはき使ひてゐたり 二人ゐて楽しい筈の人生の筈がわたしを置いて去りにき あなたにはなくてわたしにのみ続く死後とふ時間に水仙が咲く 男三人昼酒を飲む知らぬ間に死んでしまつたあの莫迦野郎 権力にはきつと容易【たやす】く屈するだらう弱きわれゆゑいま発言す 定価:3300円(税込) 判型:A5判ハードカバー 頁数:224頁 ISBN:ISBN978-4-86534-375-5 発行日:2021年11月12日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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三留ひと美歌集『美しき筥』
¥3,080
歌を作る者は多かれ少なかれ社会と繋がって生活をしている。そうであるからこそ、自ずと社会の動きを意識せずに詠まないではいられない。(「あとがき」より) 人界を捉える眼差しと言葉が独自の深まりをみせる第四歌集。 それぞれが自国のCOVID-19とたたかふを第三次世界大戦と呼ぶ ありありて陰画のごとき今となり人が人へと近づけぬとは セシウムといふ名に胸がつぶれたるあの長長しき三月のころ 定価:3080円(税込) 判型:四六判ハードカバー 頁数:184頁 ISBN:ISBN978-4-86534-384-7 発行日:2021年12月2日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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落合直文歌集『萩之家歌集』
¥1,320
与謝野鉄幹、金子薫園、尾上柴舟らを育て、 近代短歌の源流となった落合直文。 没後刊行された『萩之家歌集』が 現代短歌社文庫の一冊として百年ぶりに復刊。 鯉にとて投げ入れし麩の力にもたちわかれたる浮草の花 あぶら絵に見たるが如きくれなゐの雲の中より夕日さすなり 砂の上にわが恋人の名をかけば波のよせきてかげもとどめず 定価:1320円(税込) 判型:文庫判 頁数:180頁 ISBN:ISBN978-4-86534-378-4 発行日:2021年10月20日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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西藤定歌集『蓮池譜』
¥2,750
第8回現代短歌社賞受賞 gift10叢書第39篇 〈「栞」より〉 先行きの不透明な時代の中で、作者はこれからどう生きていくのか。 そして、作者の持つ知はどこへと向かうのか。(松村正直) どきどきするこの気分はたまらない。定型が出来事を見事なまでに心地よく 招いているから読者のわたしも便乗できる。(谷川由里子) 洒脱に遊んでみせながら、あくまでも従順で、真面目。いな、その遊戯性さえ 真面目さのうちだ。(川野芽生) 沈丁花 架空の文字を考えてそれが漢字に似てしまうまで 橄欖油ためらいがちに鍋へ落ちキリエ雨より海は生まれき 首都高の高さの窓で息をつくあいつはだめですと俺も言う 定価:2750円(税込) 判型:四六判ハードカバー 頁数:198ページ ISBN:978-4-86534-380-9 発行日:2021年9月28日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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中村ヨリ子歌集『おもあい』
¥2,750
会津を離れて夫の郷里の沖縄に移り住み、茶道教室を開く義母のもとで辛酸を嘗めた著者。やがて赦しへと至る心の軌跡が胸を打つ第一歌集。栞=松村正直/恒成美代子/米川千嘉子。 内地なら雪の点前にもてなすを花点前する沖縄二月 きょう床に据えたき花の一輪が有刺鉄線の向こうに咲けり 弟子たちの帰りしあとに夫と喫む薄茶たっぷりおもあいとせん 定価:2750円(税込) 判型:四六判ハードカバー 頁数:194ページ ISBN:978-4-86534-371-7 発行日:2021年9月28日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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北野ルル歌集『ノベル』
¥3,080
「七曜」「未来」に所属し、柏原千惠子、岡井隆に師事した著者の第三歌集。2001年以降の作を収める。古典や小説に親しむことで養われた想像力が巧まざるユーモアとなって徳島で暮らす日々を照らし出す。 ときのまの至福であるよ本持ちてだれもゐないときの長椅子 あと少し牛乳を加へてみむとする十【とを】の少女の批評に従ひ やがて長篇小説【ノベル】を読むことにさへ遠ざかるはかなき眼力体力がくる 定価:3,080円(税込) 判型:四六判ハードカバー 頁数:210ページ ISBN:978-4-86534-372-4 発行日:2021年9月10日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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大下一真歌集『漆桶』
¥3,300
SOLD OUT
大下一真歌集『漆桶』 『漆桶』は、禅門の読み慣わしでは《しっつう》。本来の意味はうるしを入れる桶であり、転じて、まっくらでなにもわからないことや、仏法についてなにもわからない僧、または 妄想、執着の譬えである。(「後記」より) 喪中葉書三十余通手に乗せてみればさしたる重さならねど 暴走が暴投を呼び逆転す実人生にはまずあらぬこと 花びらを踏みて咲きたることを知る白き山茶花墓所掃きに来て 定価:3,300円(税込) 判型:四六判ハードカバー 頁数:208ページ ISBN:978-4-86534-361-8 発行日:2021年7月2日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第38篇)
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蓮沼明現代長歌集『日輪の沈黙』
¥2,200
日輪の沈黙 蓮沼明/著 神学をまなぶ気鋭が昏迷の世に問う現代長歌集。 「現代長歌は字余りや字足らずあるいは句またがりや句割れをする。 そうすることによって、よりはみ出すことによって韻文を意識させる。 現代長歌の挑戦は、始まったばかりである――」(後記より) 定価:2200円(税込) 判型:四六判ソフトカバー 頁数:92頁 ISBN:978-4-86534-359-5 発行日:2021年4月19日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第37篇)
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安田純生歌集『蛙声抄』
¥880
解説 門脇篤史 歌壇における文語の第一人者たる著者が39歳の時、 口語短歌の激流に抗うように上梓した第一歌集。 投げうたれ砕けむさまを思ひつつ古道具屋に購ふ青磁 昼顔の花のかたへに瑠璃いろの翅とぢがたき死際の蝶 団子虫ゆびを触るれば背をまろむ はかなきわざに過す夕ぐれ たはむれに殺めし蛙も共に鳴き寝ねがたき夜の耳をうしはく ISBN:978-4-86534-327-4 文庫判112頁 定価:880円(税込)
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平山良明歌集『あけもどろの島』
¥880
解説 光森裕樹 蘇生の喜びもつかのま、二十数万の生霊の骨の埋れている島の上には、平和への悲願をせせら笑いつつ、巨大な基地が築かれた。平山君は、この島の「宿命と疎外」を歎きつつしかも「太陽の魂」を失わない。 仲宗根政善 今日の沖縄の問題を、私達はまだほんとうに現地に生活している人たちと同じ感情、感覚で把握していない。理解しているつもりでいるのが一層よくないのだ。ほんとうの悲しみや、いかりは、底の深いところに沈んでいるのだ。 中野菊夫 ISBN978-4-86534-353-3 文庫判172頁 定価 本体800円+税
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髙橋則子歌集『窓』
¥3,080
髙橋則子歌集『窓』 うたとは何か–––。 みずからにそう問わない日はなかった。 十二年の沈黙と試行の後、静かにみのった果実。 第五歌集 来て動くこの単純を見むと寄る窓ちかぢかと地面に雀 今日の心興こりて今日のわれ在りとつぶやくやうに言ひし人はも かすかなる風ともなひてかたはらの椅子に座りぬ待ちつつゐれば やうやくに咳をさまりてふるさとの友の葡萄は咽喉【のみど】すべりゆく つねの日の常の窓の外あをあをと今日の曇りを蔦の葉動く ISBN978-4-86534-345-8 四六判210頁 定価 本体2800円+税
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小松昶歌集『撤退』
¥3,080
撤退 小松昶/著 gift10叢書第33篇 コロナウイルス蔓延の前から病院は戦場であった。 医師の撤退は患者を見捨てることに他ならない。 だが、撤退しなければ、ときにみずからが深い傷を負った。 大学が派遣医師の撤退を決めれば、壊滅的な打撃を被った。 長年、麻酔科医として働いた著者の苦悩が凝縮する第三歌集。 口きかず咳もなさざる亡骸に触れてならぬか消毒するに 集中治療の要【かなめ】は麻酔科と執拗に撤退回避を院長迫る 幾万の手術の麻酔を担ひしが吾を覚ゆる幾たりありや 定価:2,800円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:244頁 ISBN:978-4-86534-348-9 発刊日:2019年12月4日
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北山あさひ歌集『崖にて』
¥2,200
崖にて 北山あさひ/著 gift10叢書第35篇 韻律に対する天性の優れた耳がある。巻頭からテンポよく畳みかけて来る リズミカルな歌群。しかし、歌の世界は決して軽くはない。なにげない歌にも、 生きがたい日本の現在を生きる、重たく、せつない手ごたえや嘆息がこもる。 同時に、トホホ感にあふれた人間観察や明晰な智慧が天窓となり、鮮やかに 照らし出す歌人の心の深み。読ませる新人が登場した。 島田修三(帯文より) いちめんのたんぽぽ畑に呆けていたい結婚を一人でしたい 星ひとつぶ口内炎のように燃ゆ〈生きづらさ〉などふつうのテーマ がんばったところで誰も見ていない日本の北で窓開けている 定価:2000円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:230頁 ISBN:978-4-86534-346-5
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仲間節子歌集『シンギングサンド』
¥2,750
SOLD OUT
シンギングサンド 仲間節子/著 gift10叢書第32篇 沖縄は仲間さんの産土である。(略)作者の沖縄への愛とその生は、つねに思いにたがう条件の中で葛藤しつつ歌へと昇華してゆく。その葛藤こそ信頼できる作者の歌の本質であろう。 馬場あき子 帯文より パスポート携え渡りし日本国琉球処分の一世紀のち バナナの実日毎を庭に太りゆき百本の福いただく卯月 鳴き砂も埋め立てられて一切の泡瀬干潟の声の止むとき 定価:2500円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:228頁 ISBN:978-4-86534-320-5
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田宮智美歌集『にず』
¥2,200
SOLD OUT
にず 田宮智美 著 私は田宮さんにお会いしたことはない。でも、遠くで戦っているあなたを、ずっと知っていたような気がする。 北山あさひ(「栞」より) 電柱の根元にタンポポ咲いていて 生命保険審査に落ちる こんなにも美味しいわたしの唐揚げをわたし一人が食べている夜 しあわせな歌が詠みたい誰からも全然ほめられなくていいから 定価:2000円(税別) 判型:四六判ソフトカバー 頁数:176ページ ISBN: 978-4-86534-330-4 発行日:2020年7月15日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第29篇)
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大山敏夫歌集『醜の夏草』
¥2,970
醜の夏草 大山敏夫/著 gift10叢書第31篇 歌集名「醜の夏草」には、簡単に言えば「草魂で頑張るぞ」というような思いを籠めてある。「草魂」とは、わたしの若い頃に活躍していたプロ野球の鈴木啓示投手の言葉で、(略)「投げたらあかん」と鈴木投手の声が今も聞こえる。「あとがき」より ねぢくれて固まる瘤のごときもの揉み解しほぐしやや希望あり ふりまはす手のなかにたまたま入りたる感じなれども小蠅をつぶす 排気ガスあびて泥など乾びたる茎葉ふとぶと醜の夏草 定価:2700円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:214頁 ISBN:978-4-86534-342-7
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三枝浩樹歌集『黄昏【クレプスキュール】』
¥2,860
黄昏 三枝浩樹/著 虚無と祈りの間で、揺れ続けた、あの頃。 時をかけておぼえたのは、かなしみや痛みに馴れること、かもしれない。 黄昏の、明るいしずけさのなかに歩み出す、第七歌集。 こころの襤褸【らんる】繕うための閑ありてかたえのひとと二人過ごせる 好きな時間はcrepuscule【クレプスキュール】 そうだった昔はきみのかたわらにいた もうすこし行く行けるところまで フルートのひかりの中にピアノ鳴りいづ 定価:2600円(税別) 判型:四六判ソフトカバー 頁数:290ページ ISBN: 978-4-86534-333-5 発行日:2020年7月30日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第30篇)
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森田アヤ子歌集『かたへら』
¥2,200
SOLD OUT
かたへら 森田アヤ子 著 第7回現代短歌社賞受賞 〈村〉、自然、そして農耕という、豊饒な他者が、この歌集には行き交っている。 黒瀬珂瀾(「栞」より) 柿の実を食ひさし落しゆくサルよ疾うに降参したではないか ものぐさと言ふな刈らない雑草はCO2【たんさんがす】を減らしてくれる 定価:2000円(税別) 判型:四六判 頁数:190ページ ISBN: 978-4-86534-321-2 発行日:2020年6月17日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第27篇)