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白き假名文字[大塚布見子/著]
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作者の抒情は現実から遊離した空想の世界から生まれ出るものではない。あくまでも現実に立脚し、現実に目を見据え、目の前に広がる自然への深い凝視の中から創造されるものなのである。つまり、布見子の描く抒情は、空想とか幻想と訳されるファンタジーの世界ではなく、童話やおとぎ話といったメルヘンの世界であると言えよう。(一ノ瀬理香「解説」より)
小暗(をぐら)きに降りくる雪は天(あめ)よりの白き假名文字とめどもあらず
夕映のつかの間にして消えゆけばさくらはふたたび白きしづもり
きさらぎの日の明るけれ山鳩の声はひかりの果(はた)てよりする
定価:667円(税別)
判型:文庫判ソフトカバー
頁数:121頁
ISBN:978-4-906846-127-0
初版:2015年10月15日
発行:現代短歌社
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