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裸足のステップ
高尾恭子 著
「ありふれた一市民」、そのように自らをいう著者は、京都生まれの大阪人。
気ばたらきの一方にある、ユーモアのセンスは、どこで養われたのだろう。
窮屈な靴など脱ぎ捨て、裸足で踏み出すステップは、〈市民〉としての足跡を
軽やかに残していく。 久我 田鶴子(帯文より)
底冷えの京の町家に蓬髪の母は流離の灯りをともす
打たれても鋼になれず仰ぎ見る月は乱麻の鎌ほどに鋭【と】き
纏足のようなパンプスぬぎすてし女こぞりて現在【いま】を駆けゆく
定価:2000円(税別)
判型:四六判
頁数:174ページ
ISBN: 978-4-86534-334-2
発行日:2020年6月27日
発行:現代短歌社
発売:三本木書院(gift10叢書第28篇)
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