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吉田信雄歌集『思郷』
¥2,750
SOLD OUT
思郷 吉田信雄/著 四世代で暮らした平穏な日々が、原発禍によって、一瞬にして打ち砕かれる。 ゆえなく故郷を逐われた者は、ただただ故郷への思いをつのらせるほかなかった――。 為政者よ、電力会社よ、聞け、この声を。その何首かを諳んじて、人に伝えよ。 震災前は大家族でした いまさらに言へど詮無し二人となりぬ 頭から靴の先まで覆はれて忿【いか】りはめぐる防護服のなか 泡立草は丈高く生ふ原発の地を常闇【とこやみ】に閉ざさむとして
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小田鮎子歌集『海、または迷路』
¥2,750
海、または迷路 小田鮎子/著 鮎子さんの歌には、「わが子だけ」、自分だけといった発想が根本にない。社会批評というような鋭い角度をもつものではなく、ごく自然にそれがないのだ。いつも相対化することのできるまなざしをもっている。 阿木津英 春キャベツ手で裂きながら毎日を壊してみたき欲望生まる 園庭にわが子を探すわが子だけ探せば迷う深き迷路に 妻という椅子に深深と腰掛けて飲み干している食前酒【アペリティフ】かな
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現代短歌新聞2019年12月号
¥300
現代短歌新聞 2019年12月/93号 定価:300円(税込) 2019年12月5日発売 タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) •1面 [インタビュー] 整然とした新古今集の背後に、生の人間を読む。/高野公彦 [現代の作家] 鵺塚異聞/安田純生 凝視/江戸雪 •2面 [寄稿]追悼 石橋妙子/永平綠 [視点]「たとえそうであっても」/角倉羊子 •3面 [作品時評]錘ともののあはれ/生沼義朗 [12月のうたのヒント]千々和久幸 •4面 [読みましたか?この一冊] 佐伯裕子『感傷生活』香川ヒサ •5-7面 [書評] ・篠弘歌集『司会者』/島田幸典 ・小池光歌集『梨の花』/大松達知 ・桑原正紀歌集『秋夜吟』/恩田英明 ・伊藤一彦著 『歌が照らす』/桜川冴子 ・久々湊盈子歌集『麻裳よし』/小黒世茂 ・沢口芙美歌集『秋の一日』/栗木京子 ・小島熱子歌集『ポストの影』/稲垣紘一 ・筒井早苗歌集『椿は咲きて』/喜夛隆子 ・井野佐登歌集『自由な朝を』/小塩卓哉 ・近藤かすみ歌集『花折断層』/松村正直 ・田中拓也歌集『東京』/三井修 •8-9面 [大阪府の歌人]入谷稔/上田明/鵜飼康東/江坂美知子/江畑實/榎幸子/大久保富美子/大田寿子/小黒世茂/岸田典子/小谷陽子/佐沢邦子/阪森郁代/竹島智子/谷とも子/奈賀美和子/平子恭子/堀山庄次/本土美紀江/真中朋久/牧雄彦/三島和子/水沢遙子/村山美恵子/山下昭榮/山本夏子/若菜邦彦/渡瀬佐波 •10面 [作歌相談室]歌集を作りたい/来嶋靖生 [万葉秀歌を読む]内藤明 •11面 [短歌の小道具一〇〇選]【二十四】ハガキ/藤島秀憲 [添削コーナー]吉村睦人 [短歌レッスン]外塚喬 [特集歌誌] •12-13面 [読者歌壇]高野公彦/阿木津英 選 [作品募集] •14面 [壇論風発] •15面 [歌壇トピックス] [結社の賞] [作品募集] [催し案内] [現代短歌社新刊案内] •16面 [全国歌壇ニュース]他 イラスト/よしろう
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現代短歌新聞2019年11月号
¥300
現代短歌新聞 2019年11月/92号 定価:300円(税込) 2019年11月5日発売 タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) ・1面 [インタビュー] 評論は苦しく、作歌は楽しい。/谷岡亜紀 [現代の作家] あなたに、話がある/春日いずみ ゆりやんレトリィバァ/島田修三 ・2面 [寄稿]齋藤史生誕一一〇年/北岡晃 [視点]「太田静子と宮崎信義」/光本恵子 ・3面 [作品時評]生きてゆく姿/生沼義朗 [10月のうたのヒント]小島なお ・4面 [読みましたか?この一冊] 松村正直『戦争の歌』今野寿美 ・5-7面 [書評] ・花山多佳子著『鳥影』/三枝浩樹 ・三宅奈緒子著『三宅奈緒子全歌集』/結城千賀子 ・桜川冴子著『さくらカフェ本日開店』/恒成美代子 ・飛田正子著『時のバラード』/佐藤孝子 ・波汐國芳著『鳴砂の歌』/本田一弘 ・松村正直著『紫のひと』/大辻隆弘 ・日置俊次著『ラヴェンダーの翳り』/久我田鶴子 ・生沼義朗著『空間』三井修 ・長田泰公著『ビルの残照』/大熊俊夫 ・高山れおな著『切字と切れ』/藤原龍一郎 ・浅田徹著『和歌と暮らした日本人』秋山佐和子 ・門脇篤史著『微風域』松村正直 ・8-9面 [茨城県の歌人] 青木祥太/秋葉静枝/飯島由利子/浦河奈々/榎本麻央/大塚洋子/大平勇次/緒方美恵子/小田倉玲子/小原文子/片岡明/勝井かな子/勝山一美/加藤要/金子智佐代/小泉桄代/小泉史昭/佐々木フミ子/住谷寿子/園部みつ江/飛田正子/奈良達雄/中根誠/野村喜義/深井雅子/望月慶雄/山口惠子/依田仁美 ・10面 [作歌相談室]歌を作る時間がない!/来嶋靖生 [万葉秀歌を読む]内藤明 [結社の賞] ・11面 [短歌の小道具一〇〇選]【二十三】貼り紙・立て札/藤島秀憲 [添削コーナー]吉村睦人 [短歌レッスン]外塚喬 [新刊案内] ・12-13面 [読者歌壇]高野公彦/阿木津英 選 [作品募集] ・14面 [壇論風発] ・15面 [歌壇トピックス] ・16面 [全国歌壇ニュース]他 イラスト/よしろう
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沢口芙美歌集『秋の一日』
¥2,970
沢口芙美 著 不穏な時代をまっすぐに見つめる、明るい少女のまなざしをもち続ける著者。日々のつぶやきのような社会詠の円熟を示す第六歌集。 宣戦布告の案文は十一月末に成るつくづくと読むその全文を 益虫と害虫のあひだにただの虫をりて最も数多しとぞ 「もういい」と呟き逝きしダイアナ妃 まだ死ねざるは左右【さう】見て渡る 定価:2700円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:198頁 ISBN:978-4-86534-268-0 発行日:2019年9月26日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第22篇)
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近藤かすみ歌集『花折断層』
¥2,750
近藤かすみ 著 日本文化のもっとも洗練されたエッセンス、京都。作者はそこに生まれ、そこに住む。どれほど華やいだみやこにあっても、住み暮らす人のおりふしの生活はただ淡々と、平凡に過ぎてゆく。作者はその歴史の栄光と、平凡な暮らしのはざまにあって、歌を詠むことでみずからを支える。 小池 光 むかしより加茂大橋のほとりには廃園ありてひぐらしが啼く きなり色の高野豆腐に湯をそそぐ花の絵のある魔法瓶より 素晴らしき人生などと言うてみる言うてみるしかなき夏木立 定価:2500円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:220頁 ISBN:978-4-86534-264-2 発行日:2019年9月26日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第23篇)
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『三宅奈緒子全歌集』
¥7,700
『三宅奈緒子全歌集』刊行委員会 編 『白き坂』『遠き木立』『風知草』『春の記憶』に加え、晩年の1600首を未刊歌集『井の頭の道』として収録。 直下地震を言ふとも何せむ今日は今日の若葉かがよふ園の径ゆく とめどなく散る花の下低き声に言【こと】かはしつつ老【お】いの行きたり 幾度となくベンチに倚【よ】りてやうやくに園めぐり終ふ杖曳きながら 定価:7000円(税別) 判型:A5判上製函入 頁数:566頁 ISBN 978-4-86534-266-6 発行日:2019年9月18日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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現代短歌 2019年11月
¥764
現代短歌 2019年11月/75号 定価:764円(税込) 2019年10月14日発売 A5判/168頁 6ヵ月購読料:4,500円(送料・税込) 年間講読料:9,000円(送料・税込) 巻頭作品一〇〇首 水原紫苑 特集 旅のうた 巻頭言 時空を廻る旅/伊藤一彦 櫟原聰/岩田亨 齊藤芳生/雁部貞夫 佐保田芳訓/土岐友浩 米川千嘉子/沼沢修 梅内美華子/栗木京子 作品連載24首 藤島秀憲・花山周子・木ノ下葉子 作品13首 三井ゆき・北神輝美・田丸英敏・山本光珠 時評 歌壇時評/川野芽生・山下翔 作品時評/岩尾淳子・大井学 詩のプリズム/喜多昭夫 連載 書架に短筒/塚本靑史 短歌って何?/鳥居 追想 大正行進曲 弐/福島泰樹 コラム 短歌歳時記(十一月のうた)/さいとうなおこ もう一人の師/横山季由 秘蔵の一冊/田中伸治 スクール 歌論夜話/寺井龍哉 第一歌集ノオト 佐藤伊佐雄『はちぐわつ』/真中朋久 渡辺栄治『位相』/本木巧 野村まさこ『夜のおはよう』/柳澤美晴 山階基『風にあたる』/吉岡太朗 読者歌壇/藤原龍一郎/實藤恒子 表紙写真/植本一子 表紙・目次デザイン/かじたにデザイン 梶谷芳郎・桑野由貴子 イラスト/よしろう・針生卓治
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現代短歌新聞 2019年10月号
¥300
現代短歌新聞 2019年10月/91号 定価:300円(税込) 2019年10月5日発売 タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) ・1面 [インタビュー] 詠んで退屈なのは二流三流の歌集だ/小池光 [現代の作家] 往還/温井松代 むらさき/伊藤一彦 ・2面 [寄稿]岡山巌没後五十年/佐藤千代子 [視点]「私にとって短歌とは」/狩集日出男 ・3面 [作品時評]生沼義朗 [10月のうたのヒント]若狭純子 ・4面 [読みましたか?この一冊] 辻聡之『明日の孵化』門脇篤史 ・5-7面 [書評] ・十鳥敏夫著『晨光』/岡崎洋次郎 ・坂井修一著『古酒騒乱』/江戸雪 ・三井修著『海泡石』/桑原正紀 ・佐藤伊佐雄著『はちぐわつ』/藤原龍一郎 ・砂田暁子著『風と露』/吉川宏志 ・中川左和子著『花の小径』/結城千賀子 ・江國梓著『桜の庭に猫を集めて』/後藤由紀恵 ・藤井征子著『夏の庭』桜川冴子 ・川野里子著『葛原妙子』/寺尾登志子 ・塔短歌会・東北著『2933日目』/齋藤芳生 ・田口誠一著『土器のかけら』長澤ちづ ・山階基著『風にあたる』/安田純生 ・8-9面 [愛知県の歌人] 青木陽子/井野佐登/伊吹純/岡本育与/小塩卓哉/加古敬子/加藤孝男/河田育子/神田あき子/小松久美江/佐々木剛輔/杉本容子/鈴木竹志/鈴木鶴江/髙島壽美江/竹村紀年子/立松滋子/田中徹尾/近田順子/中村達/野地晃/服部亘志/林口僥子/広坂早苗/細溝洋子/三留ひと美/安江茂/吉田淳美 ・10面 [作歌相談室]百人一首は?/来嶋靖生 [短歌の小道具一〇〇選]【二十二】靴/藤島秀憲 [万葉秀歌を読む]内藤明 ・11面 [添削コーナー]吉村睦人 [短歌レッスン]外塚喬 [新刊案内] ・12-13面 [読者歌壇]高野公彦/阿木津英 選 ・14面 [壇論風発]☆新コーナー ・15面 [歌壇トピックス] [結社の賞] [作品募集] ・16面 [全国歌壇ニュース]他 イラスト/よしろう
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現代短歌新聞 2019年9月号
¥300
現代短歌新聞 2019年9月/90号 定価:300円(税込) 2019年9月5日発売 タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:2,900円(送料・税込) ・1面 [インタビュー] 歌作りに迷った時、『三宅奈緒子全歌集』を開けば、そこに指針がある/雁部貞夫 [現代の作家] 夏は来ぬ/大熊俊夫 風のすずしさ/佐波洋子 ・2面 [寄稿]河野愛子没後30年夏雲の歌へ/中川佐和子 [視点]明日を嘆かない/伊勢方信 ・3面 [歌壇時評]「その時」どうするか/富田睦子 [9月のうたのヒント]川﨑勝信 ・4-5面 [新潟県の歌人] 稲葉範子/井上槇子/大滝志津江/岡崎康行/風間洋平/北村功/木原満男/草間馨子/佐々木伸彦/佐藤愛子/佐藤智也/澁谷哲/鈴木八千代/仙田善雄/田宮朋子/夏井寛治/野中洋子/長谷川富市/樋熊キヨイ/細山久美/松田愼也/松木鷹志/松村敏子/摩尼久晴/村山伀/山田富士郎/吉越陽子/涌田和芳 ・6面 [作歌相談室]テレビの短歌俳句、歌合わせ/来嶋靖生 [作品時評]限りなき夏の光に/林田恒浩 ・7面 [添削コーナー]吉村睦人 [短歌レッスン]外塚喬 [力詠12首]鉛筆/森ひなこ ・8面 [短歌の小道具一〇〇選]【二十一】英語/藤島秀憲 万葉秀歌を読む/内藤明 ・9面 [読みましたか? この一冊] 中澤系『uta0001.txt』/沼尻つた子 [結社の賞] [特集歌誌] [現代短歌社新刊紹介] [新刊案内] ・10-12面 [書評] ・永田和宏著『象徴のうた』/内野光子 ・古谷智子歌集『デルタ・シティー』/鳥山順子 ・森ひなこ歌集『夏歌ふ者』/青木昭子 ・天児都歌集『黄の輝き』/恒成美代子 ・佐藤直子歌集『朝の鏡』/川本千栄 ・黒岩剛仁歌集『野球小僧』/藤原龍一郎 ・本多稜歌集『六調』/田村元 ・木畑紀子歌集『かなかなしぐれ』/鶴岡美代子 ・尾崎左永子著『自伝的短歌論』/大森静佳 ・松木秀歌集『色の濃い川』/小島なお ・加藤隆枝歌集『ハングルの森』/染野太朗 ・仲程昌徳著『ハワイと沖縄』/屋良健一郎 [近詠一首] ・13面 [読者歌壇]大河原惇行 選 ・14面 [紙面刷新と年間購読料改定のお知らせ] ・15面 [歌壇トピックス] ・16面 [全国歌壇ニュース]他 イラスト/よしろう
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小池光歌集『梨の花』
¥3,300
SOLD OUT
『思川の岸辺』で涙に濡れたあなたの心は、この『梨の花』を読んで、きっと、笑いを取り戻すだろう。現代短歌の極北をひとり行く歌人の第十歌集。 フィリピンの人と再婚しないでと長【をさ】のむすめが真顔にて言ふ 元日の郵便受けに入りてゐし「ピザ」のチラシの沁みてかなしも 思川【おもひがは】鉄橋わたる車中にて缶コーヒーのあたたかき飲む わが半生かへり見すれば自転車泥棒いちどもせずに来たりしあはれ 黒雲のしたに梨の花咲きてをりいまだにつづく昭和の如く
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現代短歌 2019年10月号
¥764
現代短歌 2019年10月/74号 定価:750円(税込) 2019年9月14日発売 A5判/168頁 6ヵ月購読料:4,500円(送料・税込) 年間講読料:9,000円(送料・税込) 巻頭作品五十首 小池光 特集 老境のうた 巻頭言 老いてこそ/小島ゆかり 木俣修/久保田登 小暮政次/間瀬敬 齊藤史/佐伯裕子 宮柊二/桑原正紀 高安国世/栗木京子 山崎方代/阿木津英 加藤克巳/久々湊盈子 岡部桂一郎/髙橋みずほ 清水房雄/沖ななも 森岡貞香/澤村斉美 杉崎恒夫/山田航 武川忠一/上村典子 塚本邦雄/林和清 三宅奈緒子/大窪和子 玉城徹/清水亞彦 岩田正/高野公彦 山中智恵子/江田浩司 前登志夫/日高堯子 川島喜代詩/山中律雄 島田修二/大松達知 雨宮雅子/磯田ひさ子 石田比呂志/島田幸典 作品7首 春日真木子・永田典子・丸茂伊一・山村泰彦・神谷佳子・田中妙・浦上光子・瀧山美彌子・児玉喜子・野田光介・松坂弘・飛高敬・平井弘 作品連載24首 大室ゆらぎ・宇都宮敦・染野太朗 時評 歌壇時評/山下翔・川野芽生 作品時評/大井学・岩尾淳子 詩のプリズム/喜多昭夫 連載 書架に短筒/塚本靑史 短歌って何?/鳥居 追想 大正行進曲 壱/福島泰樹 コラム 短歌歳時記(十月のうた)/小林幸子 もう一人の師/中根誠 秘蔵の一冊/利根川発 スクール 歌論夜話/寺井龍哉 第一歌集ノオト 森ひなこ『夏歌ふ者』/古谷智子 山田純華『雪降れば雪 花咲けば花』/高木佳子 池田和彦『しずかなる舟』/雁部貞夫 知花くらら『はじまりは、恋』/黒瀬珂瀾 藤井征子『夏の庭』/一ノ関忠人 読者歌壇/藤原龍一郎・實藤恒子 表紙写真/植本一子 表紙・目次デザイン/かじたにデザイン 梶谷芳郎・桑野由貴子 イラスト/よしろう・針生卓治
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現代短歌 2019年9月号
¥764
現代短歌 2019年9月/73号 定価:750円(税込) 2019年8月14日発売 A5判/168頁 6ヵ月購読料:4,500円(送料・税込) 年間講読料:9,000円(送料・税込) 巻頭作品五十首 伊藤和好 特集 文明か佐太郎か 昭和十年の文明と佐太郎/花山多佳子 土屋文明三十首選 土屋文明の話をしよう/永井祐 佐藤佐太郞三十首選 あらかじめ断念された夢/水原紫苑 文明か佐太郎か 飯島由利子・生田亜々子・石川美南・石川美代子・磯史郎・梅内美華子・生沼義朗・大のトクヱ・大衡美智子・木下孝一・久我田鶴子・楠誓英・監物昌美・光山半弥・小林芳枝・小松昶・今野金哉・今野寿美・佐伯裕子・佐藤淑子・島田幸典・清水亞彦・鈴木和雄・高橋元子・田中槐・田中譲・内藤明・中根三枝子・野地安伯・浜名理香・間瀬敬・松村正直・松本東亜・森垣岳・山本夏子・横山岩男・若挟純子 土屋文明のスケールの大きさ/さいかち真 佐太郎再読/倉林美千子 文明に叱られた話/長田泰公 文明と佐太郎の戦後自然詠/大辻隆弘 作品13首 黒田淑子・吉村睦人・大島史洋・佐倉東雄・鵜飼康東・香川哲三 作品連載24首 前田康子・東直子・嵯峨直樹 時評 歌壇時評/川野芽生・山下翔 作品時評/岩尾淳子・大井学 詩のプリズム/喜多昭夫 連載 書架に短筒/塚本靑史 短歌って何?/鳥居 コラム 短歌歳時記(九月のうた)/大下一真 もう一人の師/阿部栄蔵 秘蔵の一冊/中西健治 スクール 歌論夜話/寺井龍哉 アララギの系譜/横山季由 第一歌集ノオト 久保富紀子『旅行鞄』/春日いづみ 田中ミハル『真鍮の鍵』/久々湊盈子 松山紀子『わたしも森の末端である』/長澤ちづ 辻村雅子『柿実る』/松本紀子 読者歌壇/實藤恒子・藤原龍一郎 表紙写真/植本一子 表紙・目次デザイン/かじたにデザイン 梶谷芳郎・桑野由貴子 イラスト/よしろう・針生卓治
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佐藤伊佐雄歌集『はちぐわつ』
¥2,750
SOLD OUT
被爆者の声に耳を澄ますジャーナリストが世に問う第一歌集 佐藤伊佐雄歌集『はちぐわつ』 テロップにつひぞ〈崩御〉と書かざれば他局に倣へと上司の命ず あやまちの主語を書かざる碑【いしぶみ】に浅水色の風は抜けたり 佐藤さんは私にとって畏敬する人生の先輩である。毎月送られて来る歌から感じられる佐藤さんの生きざまや思想に、私は今まで、多少なりとも影響を受けてきたように思う。 大辻 隆弘 (「跋」より) 四六判ハードカバー 232ページ 定価 本体2500円+税 ISBN978-4-86534-259-8 発刊日:2019年8月6日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第20篇)
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門脇篤史歌集『微風域』
¥2,750
SOLD OUT
第六回現代短歌社賞受賞作 鮮烈のデビュー 門脇篤史歌集『微風域』 栞=楠誓英・阿木津英・内藤明 側溝に入れなかつた雨たちがどうしやうもなく街をさまよふ 権力の小指あたりに我はゐてひねもす朱肉の朱に汚れをり 新自由主義と言われる格差社会のなかで、魂の深いところを傷つけられている者たちの、泌み出るような思いがここに実現されている。 阿木津 英 (「栞」より) 四六判ハードカバー 192ページ 定価 本体2500円+税 ISBN978-4-86534-261-1 四六判ハードカバー 232ページ 定価 本体2500円+税 ISBN978-4-86534-252-9 発刊日:2019年8月11日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第19篇)
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現代短歌新聞 2019年8月号
¥300
現代短歌新聞 2019年8月/89号 定価:300円(税込) 2019年8月5日発売 タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:2,900円(送料・税込) ・1面 [インタビュー] 現代短歌のしらべと抒情性を突き詰める/江田浩司 [現代の作家] ごとばさんの島/三枝昂之 海辺の町/熊岡悠子 ・2面 [寄稿]短歌のつどいに参加して/伊波瞳 [視点]タイムライン/岸野亜紗子 ・3面 [歌壇時評]短歌の土台/富田睦子 [8月のうたのヒント]児玉喜子 ・4-5面 [栃木県の歌人] 泉洋一郎/泉谷曉/小野満朗/神谷由里/苅部絢子/黒澤富江/定岡幸子/佐藤和夫/佐藤孝子/島内美代/鈴木芳子/園部恵子/高橋淑乃/濱口節子/田村トモ/寺島博子/永島道夫/橋本茂子/東泉智惠子/福澤悦子/星野清/星野節子/森富男/安野登美子/山崎緋紗江/横山岩男/吉﨑敏枝/渡辺玲子/ ・6面 [作歌相談室]なぜ古典か~万葉集から~/来嶋靖生 [作品時評]人生の陰影と言うこと/林田恒浩 ・7面 [添削コーナー]吉村睦人 [短歌レッスン]外塚喬 [力詠12首]原爆資料館/佐藤伊佐雄 ・8面 [短歌の小道具一〇〇選]【二十】骨/藤島秀憲 万葉秀歌を読む/内藤明 ・9面 [読者歌壇]大河原惇行 選 ・10面 [読みましたか? この一冊] 三枝浩樹『時禱集』/鶴岡美代子 ・11-13面 [書評] ・江田浩司歌集『重吉』/三枝浩樹 ・雁部貞夫歌集『子規の旅行鞄』/結城千賀子 ・永島道夫歌集『ゆるりと行かな』/小塩卓哉 ・野田昂成歌集『雲なき峠』/久保田登 ・大口玲子歌集『ザベリオ』/藤原龍一郎 ・國府田婦志子歌集『流水紋』/秋山佐和子 ・佐藤ヨリ子歌集『断章』/桑原正紀 ・原田夏子歌集『残灯』/岡本勝 ・温井松代著『大岡博の人と歌』/島田修三 ・逸見久美著『与謝野鉄幹・晶子研究にかけた人生』/松平盟子 ・『完本 佐藤佐太郞全歌集』/香川哲三 ・『恒成美代子歌集』/小田鮎子 [新刊紹介] ・14面 講演ファイル 黒瀬珂瀾「沖縄の短歌についての断章いくつか」 ・15面 [歌壇トピックス] ・16面 [全国歌壇ニュース]他 イラスト/よしろう
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『完本 佐藤佐太郎全歌集』
¥3,300
第一歌集『軽風』から第十三歌集『黄月』まで定本に統一、簡便な文庫版とした初版本に、『帰潮』再版後記を新たに加えて刊行。解説・秋葉四郎。 必要なのは、何も言わないクッション材料のような言葉だ。意味のない、でも、調べのいい、そんな言葉。歌の名手はそういう「何も足さない言葉」を数多く知っている。佐太郎がいい例である。彼の歌は「何も足さない言葉」の宝庫である。試しに、この索引から「何も足さない言葉」を探してみよう。すると次のような結果が現れる。あらかじめ12首、おしなべて11首。おほよそに23首、あるときは34首。さながらに20首、さまざまに16首。たちまちに32首、ひとしきり23首。さらにセットとなっている『佐藤佐太郎全歌集』を開いて用例をたしかめる。(略)この索引をそんな風に「何も足さない言葉辞典」として活用してみるといい。実例は豊富だ。しかも、それはすべて、あの佐太郎の歌なのだ。この索引を横に置いて歌を作る。すると、あなたの歌は確実にランクアップする。 大辻隆弘(現代短歌二〇一六年七月号 書評より転載) 全歌集収載の全句3万2622句を五十音順に配列した『佐藤佐太郎全歌集各句索引』(香川哲三編)とセットでお求めになることをおすすめしています。(文庫版376頁 定価 本体1667円+税)https://gendaitanka.thebase.in/items/13434907 書籍データ 定価:3000円(税別) 判型:文庫判ソフトカバー 頁数:824頁 ISBN:978-4-86534-260-4 発刊日:2019年6月27日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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木畑紀子歌集『かなかなしぐれ』
¥2,970
SOLD OUT
夏生まれの私は、澄んだかなかなの声を聞いていると心が洗われ生き返るような気がします。七十代のこれから、かなかなの声に共振するような歌が作れたらという願いを込めました。 「あとがき」より くちなしの花のうへ這ふ黒蟻の愉楽にとほくひとの世はあり つなぐ手をふりはらふ意志二歳児にあり戦争はとはに拒めよ 夏こだち影濃き下で息をつきかなかなしぐれに身をぬらしけり 書籍データ 定価:2700円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:196頁 ISBN:978-4-86534-256-7 発刊日:2019年7月26日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第17篇)
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藤井征子歌集『夏の庭』
¥2,750
まだ若い息子を死なせた痛撃はたとえようもなく深い。(略)日々のおりふしに突如として現れる痛みの記憶が、気づく人だけが気づくといったふうにひそやかに点綴されている。 阿木津 英(「跋」より) 哀しみは母のみならず身悶えつつ砂地に伏して恋人が泣く 繁りたる葉群の隙【ひま】を青空の光さしくる痛みのごとく ゆらゆらと黒潮に透くひかり浴び汝が魂のいづへにあるや 書籍データ 定価:2500円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:248頁 ISBN:978-4-86534-257-4 発刊日:2019年7月7日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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森ひなこ歌集『夏歌ふ者』
¥2,750
細胞検査士なる仕事は、著者が広島に生まれた事実と、どう見ても繋がっている。どこまで意識的だったかは別としてそこに著者の、人類の痛みに触れようとする魂を感じる。 山本光珠(「跋」より) 希少癌見つけてああと声をだす今日初めての発語のやうな 首深く折りて白鷺佇めり「原爆スラム」のありしあたりに 夏歌ふ者の心を人知るや 咽喉【のみど】かれゆく夏の鶯 書籍データ 定価:2500円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:232頁 ISBN:978-4-86534-252-9 発刊日:2019年7月26日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第18篇)
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現代短歌 2019年8月号
¥764
現代短歌 2019年8月/72号 定価:750円(税込) 2019年7月14日発売 A5判/168頁 6ヵ月購読料:4,500円(送料・税込) 年間講読料:9,000円(送料・税込) 巻頭作品俳句二十五句短歌二十五首 安里琉太 浜﨑結花 特集 辺野古を詠む 鈴木比佐雄 前田康子 屋良健一郎 写真 山本英夫 パネルディスカッション載録 安里琉太 黒瀬珂瀾 浜﨑結花 古堅喜代子 吉川宏志(司会) 作品13首 平山良明・玉城寛子・伊波瞳・名嘉真恵美子・松村由利子・川野里子・大田美和・大口玲子・斉藤斎藤・大松達知・黒瀬珂瀾・染野太朗 追悼 橋本喜典 三枝昂之 春日いづみ 柳宣宏 橋本喜典三十首選 作品連載24首 永田紅・木ノ下葉子・小島なお・山下翔 時評 歌壇時評/山下翔・川野芽生 作品時評/大井学・岩尾淳子 詩のプリズム/喜多昭夫 連載 書架に短筒/塚本靑史(※「塚」は点あり) うたで描くエポック 大正行進曲/福島泰樹 短歌って何?/鳥居 コラム 短歌歳時記(八月のうた)/沢口芙美 もう一人の師/田村元 秘蔵の一冊/中川佐和子 スクール 歌論夜話/寺井龍哉 アララギの系譜/横山季由 第一歌集ノオト 土井義治『学問の香』/真鍋正男 梅原ひろみ『開けば入る』/中津昌子 宗形光『スマトラトラ』/内山晶太 吉田恭大『光と私語』/土岐友浩 読者歌壇/藤原龍一郎・實藤恒子 表紙写真/植本一子 表紙・目次デザイン/かじたにデザイン 梶谷芳郎・桑野由貴子 イラスト/よしろう・針生卓治
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現代短歌新聞 2019年7月号
¥300
現代短歌新聞 2019年7月/88号 定価:300円(税込) 2019年7月5日発売 タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:2,900円(送料・税込) ・1面 [インタビュー] 研究があって歌が深まる。/来嶋靖生 [現代の作家] 蟻の夏/小島ゆかり 宗像大社参詣・五月/菅原義哉 ・2面 [寄稿]高校国語教育が危ない/坂井修一 [視点]再興せよ職場の短歌/斉藤光悦 ・3面 [歌壇時評]好まるると厭はるるとは/富田睦子 [7月のうたのヒント]辰巳泰子 ・4-5面 [熊本県の歌人] 生田亜々子/太江田妙子/大友清子/岡田万樹/賀来久美子/古賀大介/清田由井子/鹿井いつ子/高木容子/塚本諄/柘植周子/富田豊子/中山みどり/仁木理子/仁田直美/西田和平/橋元俊樹/濱田暁子/浜名理香/半藤英明/東美和子/松尾光浩/松本敬子/松本東亜/村岡由美子/村上テイ子/村田弘子/山口睦子 ・6面 [作歌相談室]本歌どり再説/来嶋靖生 [作品時評]杳き戦後に/林田恒浩 ・7面 [添削コーナー]吉村睦人 [短歌レッスン]外塚喬 [力詠12首]家/睦月都 ・8面 [短歌の小道具一〇〇選]【十九】パン/藤島秀憲 万葉秀歌を読む/内藤明 [新刊案内] ・9面 暑中お見舞い名刺交換 ・10面 [読みましたか? この一冊] 白石瑞紀『みづのゆくへと緩慢な火』/前田康子 ・11-13面 [書評] ・三枝昂之歌集『遅速あり』/島田幸典 ・佐佐木幸綱著『佐佐木幸綱論集 心の中の歌人たち』/三上春海 ・金子貞夫歌集『而今の森』/佐藤通雅 ・松村正直著『戦争の歌』/中西亮太 ・川野里子歌集『歓待』/駒田晶子 ・松村由利子歌集『光のアラベスク』/栗木京子 ・小田部雅子歌集『水と光』/大塚ひさみ ・佐古田辰世歌手『季は巡りて』/大久保春乃 ・『森淑子作品集』/蒔田さくら子 ・高旨清美著『雨宮雅子作品鑑賞 昼顔讃歌 離教への軌跡』/林あまり ・瀬戸夏子著『現実のクリストファーロビン』/江田浩司 ・米本恵子著『口語自由律短歌の人々』/藤原龍一郎 ・14面 [読者歌壇]大河原惇行 選 ・15面 [歌壇トピックス] [特集歌誌] ・16面 [全国歌壇ニュース]他 イラスト/よしろう
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『重吉』[江田浩司 著]
¥2,640
もの心がついてから今まで、重吉の詩はわたしのかたわらにいつもあった。重吉の詩になんど慰められたことか。生きてゆく勇気を与えられたことか。わたしの弱さが重吉の詩によって、弱さのままわたしを救うこともあった。わたしは感謝してもしきれない詩恩を重吉からうけている。(「あとがき」より) かなしみを糧にいきたる人ありてちひさな種をはるにはまくよ くだものさへ殺さず生きてゆきたいとあかいあしたにゆつくりあゆむ ほんたうの詩をつくりたしうつくしい瞳となりて沼にかがよふ 書籍データ 定価:2400円(税別) 判型:四六判変型フランス装 頁数:148頁 ISBN:978-4-86534-258-1 発刊日:2019年6月15日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第15篇)
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現代短歌 2019年7月号
¥764
現代短歌 2019年7月/71号 定価:750円(税込) 2019年6月14日発売 A5判/174頁 6ヵ月購読料:4,500円(送料・税込) 年間講読料:9,000円(送料・税込) 巻頭作品五十首 来嶋靖生 今井恵子 特集 現代短歌を評論する会 吉村睦人 五所美子 沖ななも パネルディスカッション載録 小島なお 寺島博子 富田睦子 濱松哲朗 三上春海 阿木津英(司会) 出席者の声 石川幸雄・浦河奈々・江田浩司・遠藤由季・大森静佳・恩田英明・加藤英彦・金子正男・上條雅通・菊池裕・栗明純生・小島熱子・後藤由紀恵・千々和久幸・都築直子・本木巧・物部鳥奈・前田宏・山内頌子 作品連載24首 内藤明・齋藤芳生・山本夏子・屋良健一郎・大森静佳 作品13首 志野暁子・浮田伸子・甲地玄英・清水正人・藤野早苗・錦見映理子 時評 歌壇時評/川野芽生・山下翔 作品時評/大井学・岩尾淳子 詩のプリズム/喜多昭夫 連載 書架に短筒/塚本靑史(※「塚」は点あり) うたで描くエポック 大正行進曲/福島泰樹 短歌って何?/鳥居 白手紙紀行/瀬戸夏子 コラム 短歌歳時記(七月のうた)/桑原正紀 もう一人の師/中本昭恵 秘蔵の一冊/櫟原聰 スクール 歌論夜話/寺井龍哉 アララギの系譜/横山季由 第一歌集ノオト 海堂摩夜子『あそばうか』/小林幸子 藤田美智子『徒長枝』/齋藤芳生 山城祥子『ポーの黒猫』/黒崎由紀子 曽川文昭『スイッチバック』/永島道夫 読者歌壇/藤原龍一郎・實藤恒子 表紙写真/植本一子 表紙・目次デザイン/かじたにデザイン 梶谷芳郎・桑野由貴子 イラスト/よしろう・針生卓治