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現代短歌新聞 2021年5月号
¥300
2021年5月5日発売タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) 現代短歌新聞2021年5月号 内容 •1面 [インタビュー] 表現の自由が危ない。声を出せるときに、出そう。/永田和宏 [現代の作家] びわ湖の深呼吸/遠山利子 楽観/大津留直 •2面 [コラム] ソナタのことなど―岡井隆の〈詩〉の魅力/河野美砂子 [視点] アイヌ民族と差別/時田則雄 •3面 [作品時評]大辻隆弘 [5月のうたのヒント]山本光珠 •4~6面 [書評] 内藤明『万葉集の古代と近代』/島田修三 『水原紫苑の世界』/田中綾 塔短歌会・東北編『3653日目』/本田一弘 佐藤学 上野千鶴子 内田樹編『学問の自由が危ない』/奥田亡羊 内田いく子歌集『とっぴんぱらりのぷう』/加藤隆枝 渡辺良歌集『スモークブルー』/佐波洋子 小石雅夫歌集『一期一愛』/結城千賀子 佐々木剛輔歌集『満蒙開拓国策愚か』/小塩卓哉 黒瀬珂瀾歌集『ひかりの針がうたふ』/野口あや子 笹川諒歌集『水の聖歌隊』/睦月都 土岐友浩歌集『僕は行くよ』/魚村晋太郎 千葉聡歌集『グラウンドを駆けるモーツァルト』/吉田恭大 •7面 [推敲アドバイス]8 吉川宏志 [短歌の筋トレ]2 小島ゆかり •8面~11面 [作品特集]埼玉県の歌人 [新刊案内] •12面~13面 [読者歌壇] 小池光/栗木京子 •14面 [辞世のうた]1 島内景二 [短歌レッスン]50 外塚喬 [短歌の小道具一〇〇選]41 レシート/藤島秀憲 •15面 [歌壇ニュース][結社動静][年刊歌集] •16面 [全国歌壇ニュース] [作品募集] [四コマ]エア歌人さん【15】他
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安田純生歌集『蛙声抄』
¥880
解説 門脇篤史 歌壇における文語の第一人者たる著者が39歳の時、 口語短歌の激流に抗うように上梓した第一歌集。 投げうたれ砕けむさまを思ひつつ古道具屋に購ふ青磁 昼顔の花のかたへに瑠璃いろの翅とぢがたき死際の蝶 団子虫ゆびを触るれば背をまろむ はかなきわざに過す夕ぐれ たはむれに殺めし蛙も共に鳴き寝ねがたき夜の耳をうしはく ISBN:978-4-86534-327-4 文庫判112頁 定価:880円(税込)
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現代短歌新聞 2021年4月号
¥300
2021年4月5日発売タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) 現代短歌新聞2021年4月号 内容 •1面 [インタビュー] 若い世代へのシフトが高齢者の作歌を支える。藤原龍一郎 [現代の作家] 修辞の葉先/永田紅 かたくりこ/内山晶太 •2面 [コラム] 『みだれ髪』刊行一二〇年 何からの解放か/今野寿美 [視点] 受難のコロナ/鮫島満 •3面 [作品時評]大辻隆弘 [4月のうたのヒント]俵万智 •4面 [読みましたか?この一冊] 今野英山歌集『琉球弧』/倉林美千子 [新刊案内] •5~7面 [書評] 『森岡貞香全歌集』/澤村斉美 髙橋則子歌集『窓』/花山多佳子 中津昌子歌集『記憶の椅子』/桑原正紀 瀬戸夏子著『白手紙紀行』/飯田彩乃 島田修三歌集『秋隣小曲集』/前田康子 小笠原信之歌集『セ・ラ・ヴィ』/小林幸子 岡本勝歌集『花の季節』/久我田鶴子 新沼せつ子歌集『白鳥のこゑ』/本田一弘 平山良明歌集『あけもどろの島』/屋良健一郎 北吹公歌集『梔子百花』/中川佐和子 犬養楓歌集『前線』/小松昶 佐藤モニカ詩集『一本の樹木のように』喜多昭夫 •8面~9面 [作品特集] 島根県の歌人 •10面~11面 [読者歌壇] 小池光/栗木京子 選 •12面 [推敲アドバイス]7 吉川宏志 【新連載】[短歌の筋トレ]1 小島ゆかり •13面 [万葉秀歌を読む]31(最終回) 内藤明 [短歌レッスン]外塚喬 49 [短歌の小道具一〇〇選]40 ビール/藤島秀憲 •14面 [結社動静][年刊歌集][催し案内] •15面 [歌壇ニュース] [壇論風発] •16面 [全国歌壇ニュース] [作品募集] [四コマ]エア歌人さん【14】他
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現代短歌 2021年5月号
¥1,100
現代短歌 2021年5月/84号 定価:1,100円(税込) 2021年3月16日発売 B5判/152頁 年間講読料:6,000円(送料・税込) ご注文はメールまたはお電話でも承ります。 info@gendaitankasha.com 075-256-8872 隔月刊(奇数月) ------ 内容 ------ ☆巻頭作品50首「踵を上げて」 田宮智美 ☆特集 震災10年 ・三月十六日、静かな夜に。 和合亮一 ・当事者性とは何か 長谷川櫂 ・対談 高山れおな・川野里子 短詩型にとって東日本大震災とは何だったか ・東日本大震災から生まれた俳句50句選 高山れおな ・東日本大震災から生まれた短歌50首選 川野里子 ・記憶に残る歌集/残すべき歌集 2011.3〜 梶原さい子/佐藤通雅/藤原龍一郎/栗木京子/伊藤正幸/大衡美智子/梅内美華子/高木佳子/金子貞雄/岡本弘子/駒田晶子/今野金哉/斉藤梢/林和清/内藤明/奥田亡羊/清水亞彦/遠藤たか子/加藤英彦/岸野亜紗子/久我田鶴子/田宮朋子/楠誓英/齋藤芳生/福士りか/本田一弘/吉川宏志/桑原正紀 ☆新連載 呪神礼讃 Hommage for Fanatic Geist 添田馨 ☆書評 ・藤原龍一郎『202X』佐藤弓生 ・永田淳『竜骨もて』上村典子 ・俵万智『未来のサイズ』山田吉郎 ・小松昶『撤退』岩尾淳子 ・川野芽生『Lilith』黒瀬珂瀾 ・阿波野巧也『ビギナーズラック』寺井龍哉 ・篠弘『戦争と歌人たち』 中西亮太 ・山中律雄『川島喜代詩の添削』 磯史郎 ☆作品連載 「オレンジイエロー」東直子 「日々32 17から20」藤島秀憲 「白飛び 二〇二一年一月〜二月」花山周子 「加害の重み」嵯峨直樹 「フレー、フレー」北山あさひ ☆連載 ・幻象録 genshouroku/川野芽生 ☆短歌歳時記 卯月/皐月のうた 安田純生 ☆歌壇時評 田中槐 ☆前号作品評 大松達知 ☆リレーエッセイ 月で読む本 石川美南 ☆第一歌集ノオト/生沼義朗 ☆読者歌壇 久々湊盈子選
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現代短歌新聞 2021年3月号
¥300
2021年3月5日発売タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) 現代短歌新聞2021年3月号 内容 ・1面 [インタビュー] 添削された詠草から歌論を浮き彫りにする。/山中律雄 [現代の作家] 不覚の涙/山村泰彦 遠ざかる/藤井幸子 ・2面 [コラム] 筏井嘉一 没後五十年/小柳毅 [視点] それぞれの文体/棚木恒寿 ・3面 [作品時評]大辻隆弘 [3月のうたのヒント]小林芳枝 ・4面 [読みましたか?この一冊] 橋場悦子『静電気』/平岡直子 ・5面~7面 [書評] 佐田公子『夢さへ蒼し』/藤川弘子 遠藤たか子『百年の水』/大口玲子 小笠原和幸『黄昏ビール』/松木秀 川田茂『粒子と地球』/恩田英明 北山あさひ『崖にて』/鯨井可菜子 池田理代子『寂しき骨』/東直子 永井祐『広い世界と2や8や7』/小島なお 本木巧『夕べの部屋』/斉藤光悦 大森静佳『この世の息 歌人・河野裕子論』/江戸雪 福島泰樹『「恋と革命」の死 岸上大作』/森垣岳 中根誠『プレス・コードの影―GHQの短歌雑誌検閲の実態―』/中西亮太 伊藤一彦編『伊藤一彦が聞く 牧水賞歌人の世界』/吉村彰子 ・8面~9面 [作品特集]富山県の歌人 ・10面~11面 [読者歌壇]小池光/栗木京子 選 ・12面 [推敲アドバイス]6 吉川宏志 [万葉秀歌を読む]30 内藤明 ・13面 [作歌相談室]最終回 来嶋靖生 [短歌レッスン]48 外塚喬 [短歌の小道具一〇〇選]39 塩/藤島秀憲 ・14面 [結社動静] [壇論風発]古関金子と短歌/今野金哉 ・15面 [催し案内] [作品募集] ・16面 [全国歌壇ニュース] [四コマ]エア歌人さん【13】他
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『万葉集の古代と近代』[内藤明 著]
¥4,180
今日のわたしたちは万葉集をひもとき、額田王や柿本人麻呂ら作者個人の感情表出をそこに読もうとする。だが、それは近代に起きた転倒だった。万葉集においては、人間と自然の、個と集団の、相互性のなかで、さまざまな位相の抒情主体が生成していた。自家中毒を起こしたら、本書を開くとよい。本書がわたしたちを自由にするだろう。 ◇ ここでいう「近代」は、百年余の万葉内部の史における「近代」であり、また万葉集から千数百年を距てた時代としての「近代」の両義を持たせようとしたものである。そして、古代的なるもの、近代的なるものを考えたいと思ったのだが、いかようにとっても近代はとらえがたく、古代や始原への探索は玉葱の皮剥きにも似る。(「あとがき」より) 本書の内容 序 万葉集と現代 Ⅰ うたの構造と様式 第一章 二景対照様式の生成と展開―歌謡・初期万葉・人麻呂歌集 第二章 短歌の二部構造と主体―「見れば……思ほゆ」の型をめぐって 第三章 うたにおける「物」と「思」―人麻呂歌集の寄物陳思歌 Ⅱ 柿本人麻呂作品を読む 第四章 人麻呂歌集七夕歌―七夕歌の生成 第五章 近江荒都歌―構造と位相 第六章 吉野讃歌―歴史と表現 第七章 石見相聞歌―語りと独白 Ⅲ 万葉集の言葉と世界観 第八章 「うつせみ」―讃美と無常 第九章 「みやび」―都市と和歌 第十章 「ますらを」と「たわやめ」―幻想としての性 第十一章 「うれへ」―旅愁と豊饒 高橋虫麻呂の筑波山に登る歌 Ⅳ 万葉集と近代 第十二章 歌人の生成―大伴家持をめぐって 第十三章 万葉集の近代と古代―空穂・茂吉から人麻呂・家持へ 第十四章 「気分」とは何か―窪田空穂と「気分」 Ⅴ 和歌が問いかけるもの 第十五章 うたの始原へ―研究史・和歌の本質と表現 第十六章 和歌・短歌と共同体―うたのゆくえ 四六判ハードカバー376頁 ISBN978-4-86534-354-0 定価 3800円+税
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平山良明歌集『あけもどろの島』
¥880
解説 光森裕樹 蘇生の喜びもつかのま、二十数万の生霊の骨の埋れている島の上には、平和への悲願をせせら笑いつつ、巨大な基地が築かれた。平山君は、この島の「宿命と疎外」を歎きつつしかも「太陽の魂」を失わない。 仲宗根政善 今日の沖縄の問題を、私達はまだほんとうに現地に生活している人たちと同じ感情、感覚で把握していない。理解しているつもりでいるのが一層よくないのだ。ほんとうの悲しみや、いかりは、底の深いところに沈んでいるのだ。 中野菊夫 ISBN978-4-86534-353-3 文庫判172頁 定価 本体800円+税
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髙橋則子歌集『窓』
¥3,080
髙橋則子歌集『窓』 うたとは何か–––。 みずからにそう問わない日はなかった。 十二年の沈黙と試行の後、静かにみのった果実。 第五歌集 来て動くこの単純を見むと寄る窓ちかぢかと地面に雀 今日の心興こりて今日のわれ在りとつぶやくやうに言ひし人はも かすかなる風ともなひてかたはらの椅子に座りぬ待ちつつゐれば やうやくに咳をさまりてふるさとの友の葡萄は咽喉【のみど】すべりゆく つねの日の常の窓の外あをあをと今日の曇りを蔦の葉動く ISBN978-4-86534-345-8 四六判210頁 定価 本体2800円+税
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現代短歌 2021年3月号
¥1,100
現代短歌 2021年3月/83号 定価:1,100円(税込) 2021年1月16日発売 B5判/136頁 年間講読料:6,000円(送料・税込) ご注文はメールまたはお電話でも承ります。 info@gendaitankasha.com 075-256-8872 隔月刊(奇数月) ------ 内容 ------ ☆巻頭作品30首 池田はるみ 小川佳世子 ☆特集 追悼 岡井隆 ・『鵞卵亭』のリアリズム 佐伯裕子 ・メール対論 岡井隆の歌集を読む 加藤治郎vs大辻隆弘 ・岡井隆の秀歌50首 佐伯裕子 選 ・歌集解題全34冊 嵯峨直樹/中沢直人/岡崎裕美子/小林久美子/吉野亜矢/本多真弓/山﨑修平/野口あや子/辺見丹/山川築/山木礼子/廣庭由利子/門脇篤史/佐藤真美/道券はな/古川順子/飯田彩乃 ・ブリコラージュの詩学 林浩平 ☆短歌歳時記 岡井隆の如月/弥生のうた 中川佐和子 ☆歌壇時評 田中槐 ☆前号作品評 大松達知 ☆リレーエッセイ 月で読む本 西藤定 ☆書評 ・島田修三『露台亭夜曲』 島田幸典 ・池田はるみ『亀さんゐない』 小黒世茂 ・久我田鶴子『雀の帷子』 松村正直 ・加藤英彦『プレシピス』 今井恵子 ・谷岡亜紀『ひどいどしゃぶり』 山田航 ・北山あさひ『崖にて』 永井祐 ・田宮智美『にず』 山崎聡子 ・水原紫苑『如何なる花束にも無き花を』 瀬戸夏子 ☆作品連載 「枯野」 大室ゆらぎ 「鳥を待つ時間」 前田康子 「ハーフ・アスリープ」 宇都宮敦 「ワインダーク・シー」 染野太朗 「ユキフルハ」 木ノ下葉子 ☆連載 ・幻象録 genshouroku/川野芽生 ☆第一歌集ノオト/生沼義朗 ☆読者歌壇 久々湊盈子選
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現代短歌新聞 2021年2月号
¥300
2021年2月5日発売タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) •1面 [インタビュー] 俗語調の歌に、リアルな手応えがある。島田修三 [現代の作家] 不完全な不安/香川ヒサ 平行時空/今野英山 •2面 [コラム 震災から10年] 私をぶん殴った震災の歌/梶原さい子 [視点] コロナのことから/上條雅通 •3面 [作品時評]大辻隆弘 [2月のうたのヒント]小川優子 •4面 [読みましたか?この一冊] 高木佳子『玄牝』/浦河奈々 •5~7面 [書評] 篠弘『戦争と歌人たち ここにも抵抗があった』/加藤英彦 小松昶『撤退』/大森悦子 浦部晶夫『晩晴』/桜井京子 島崎榮一『晩夏光』/中井茂 波汐國芳『虎落笛』/本田一弘 高尾文子『あめつちの哀歌』/古谷智子 小林真代『ターフ』/北山あさひ 安部律『四月の翼』/佐田公子 藤島秀憲『オナカシコロ 短歌日記2019』/藤原龍一郎 古屋正作『縁』/森本平 関貴与『標茅ヶ原』/谷夏井 大山敏夫『朝昼夜』/石田容子 •8面~9面 作品特集 山口県の歌人 岩池和代/上村典子/岡田公代/岡田令子/音羽晃/河﨑香南子/河野康子/澤井潤子/瀬戸内光/田中計江/田村忠士/武井伸子/中村有爲子/長尾健彦/西元静香/二宮信子/野田あき子/百留ななみ/弘兼安雄/藤本喜久恵/藤本正信/古川千恵子/又野萋/村重広子/森重香代子/森田アヤ子/山本寛嗣/行久甫江 •10面~11面 読者歌壇 小池光/栗木京子 選 •12面 [推敲アドバイス]5 吉川宏志 [万葉秀歌を読む]29 内藤明 •13面 [短歌レッスン]47 外塚喬 [短歌の小道具一〇〇選]38 おでん/藤島秀憲 •14面 [作歌相談室]101 来嶋靖生 [催し案内] •15面 [歌壇ニュース] [作品募集] [結社の賞] •16面 [全国歌壇ニュース] [特集歌誌] [四コマ]エア歌人さん【12】他
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現代短歌新聞 2021年1月号
¥300
•1面 [インタビュー] この福島という土地に、まっすぐ向き合っていこう。齋藤芳生 [現代の作家] ことばの意味あい/秋山周子 頃日/窪田司郎 •2面 [回顧と展望] 危機の中の短歌の力/三枝 昻之 [視点] 今、短歌に/久我田鶴子 •3面 [2020年の収穫歌集]小島ゆかり 染野太朗 •4面 [作品時評]/大辻隆弘 [1月のうたのヒント]奈賀美和子 •5面 [謹賀新年 新年賀詞交換広告] [新刊案内] •6面~9面 [作品特集] 丑年の歌人 •10面~11面 [読者歌壇] 小池光/栗木京子 選 •12面 [推敲アドバイス]4 吉川宏志 [万葉秀歌を読む]28 内藤明 •13面 [作歌相談室]来嶋靖生 [短歌レッスン]外塚喬 [短歌の小道具一〇〇選]【三十七】地図/藤島秀憲 •14面 [壇論風発] [現代短歌社新刊案内] •15面 [歌壇ニュース] [催し案内] [作品募集] [結社の賞] [読者プレゼント] •16面 [全国歌壇ニュース] [四コマ]エア歌人さん【11】他
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小松昶歌集『撤退』
¥3,080
撤退 小松昶/著 gift10叢書第33篇 コロナウイルス蔓延の前から病院は戦場であった。 医師の撤退は患者を見捨てることに他ならない。 だが、撤退しなければ、ときにみずからが深い傷を負った。 大学が派遣医師の撤退を決めれば、壊滅的な打撃を被った。 長年、麻酔科医として働いた著者の苦悩が凝縮する第三歌集。 口きかず咳もなさざる亡骸に触れてならぬか消毒するに 集中治療の要【かなめ】は麻酔科と執拗に撤退回避を院長迫る 幾万の手術の麻酔を担ひしが吾を覚ゆる幾たりありや 定価:2,800円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:244頁 ISBN:978-4-86534-348-9 発刊日:2019年12月4日
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現代短歌新聞 2020年12月号
¥300
2020年12月5日発売タブロイド判/16頁 1部:300円(送料・税込)/ 年間講読料:3,600円(送料・税込) •1面 [インタビュー] 想像力を現実に追い越されたとき、歌が生まれる。/西藤定 [現代の作家] 冬立つ頃/香川哲三 川辺の石/浜名理香 •2面 [コラム]石川不二子氏の思い出 短歌を純粋に楽しむ/田中 拓也 [視点]「修行不足」/石井大成 •3面 [作品時評]/大辻隆弘 [11月のうたのヒント]楠誓英 •4面 [読みましたか?この一冊] 島田修三著『古歌そぞろ歩き』/後藤由紀恵 [新刊案内] •5-7面 [書評] 久我田鶴子歌集『雀の帷子』・凝視の先に/三枝浩樹 俵万智歌集『未来のサイズ』・未来を摑む/黒瀬珂瀾 加藤英彦歌集『プレシピス』・硬派の詩魂/島田修三 松田愼也歌集『詮無きときに』・写実の力/佐々木伸彦 池田はるみ歌集『亀さんゐない』・「亀さん」に導かれて/桑原正紀 森淑子歌集『山茶花忌』・なつかしき人々へ/今井千草 関場瞳歌集『淡紅梅』・充実した底力/磯田ひさ子 古澤りつ子歌集『魔法の言葉』・夕立の味/前田康子 『新城貞夫全歌集』・待望の全歌集/屋良健一郎 山中律雄著『川島喜代詩の添削』・添削という導き/松村正直 沖ななも著『全円の歌人・大西民子論』・失われた環【ミッシングリング】/若菜邦彦 現代短歌を読む会著『塚本邦雄論集』・悪趣味は既に現実である/瀬戸夏子 •8-9面 [静岡県の歌人] 井上香代子/入野早代子/植松法子/大塚ひさみ/小田部雅子/勝又十枝/木ノ下葉子/君山宇多子/榑松靖彦/小林敦子/駒田善治朗/桜井仁/柴田典昭/清水正人/白井健康/鈴木利一/関口昌男/戸口愛策/長澤重代/長友くに/林充美/古木さよ子/星谷孝彦/松浦彩美/丸井重孝/村松建彦/山田消児/湯川邦子 •10-11面 [読者歌壇]小池光/栗木京子選 ※選者交代第2回目 •12面 [推敲アドバイス]3 吉川宏志 [万葉秀歌を読む]27 内藤明 •13面 [作歌相談室]来嶋靖生 [短歌レッスン]外塚喬 [短歌の小道具一〇〇選]【三十六】豆/藤島秀憲 •14面 [壇論風発] [結社の賞][特集歌誌][創刊歌誌] [現代短歌社新刊案内] •15面 [歌壇ニュース] [作品募集] [読者プレゼント] •16面 [全国歌壇ニュース] [四コマ]エア歌人さん【10】他
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現代短歌 2021年1月号
¥1,100
現代短歌 2021年1月/82号 定価:1,100円(税込) 2020年11月16日発売 B5判/136頁 年間講読料:6,000円(送料・税込) ご注文はメールまたはお電話でも承ります。 info@gendaitankasha.com 075-256-8872 ◎2020年より、月刊から隔月刊(奇数月)となりました。 ------ 内容 ------ ☆巻頭作品 100首 ・「キスしたばかり」坪内稔典 ☆発表 第七回 佐藤佐太郎短歌賞 第八回 現代短歌社賞 【第七回 佐藤佐太郎短歌賞】 ◎齋藤芳生歌集『花の渦』 ・自選三十首抄 ・受賞のことば ・選評 秋葉四郎 小島ゆかり 三枝浩樹 佐伯裕子 【第八回 現代短歌社賞】 ◎西藤定「蓮池譜」 ・受賞作三十首抄 ・受賞のことば ・選考座談会 阿木津英 黒瀬珂瀾 瀬戸夏子 松村正直 ・次席三十首抄 田村穂隆「感情の獣たち」 ・佳作十首抄 ・候補作八首抄 ☆短歌歳時記 師走から睦月 今野寿美 ☆歌壇時評 田中槐 ☆前号作品評 大松達知 ☆リレーエッセイ 月で読む本 森田アヤ子 ☆書評 ・三枝浩樹『黄昏』 春日いづみ ・大山敏夫『醜の夏草』 間瀬敬 ・仲間節子『シンギングサンド』 吉川宏志 ・高木佳子『玄牝』 大森静佳 ・富田睦子『風と雲雀』 川島結佳子 ☆作品連載 「東京の生き物」 東直子 「日々32 13から16」 藤島秀憲 「ヘイ ジュード」 花山周子 「骨が匂った」 嵯峨直樹 「服務規程違反」 北山あさひ ☆評論 ・コロナから短歌へ 三井修 ☆連載 ・幻象録 genshouroku/川野芽生 ☆第一歌集ノオト/生沼義朗 ☆読者歌壇 久々湊盈子選 ☆今号よりスタート
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北山あさひ歌集『崖にて』
¥2,200
崖にて 北山あさひ/著 gift10叢書第35篇 韻律に対する天性の優れた耳がある。巻頭からテンポよく畳みかけて来る リズミカルな歌群。しかし、歌の世界は決して軽くはない。なにげない歌にも、 生きがたい日本の現在を生きる、重たく、せつない手ごたえや嘆息がこもる。 同時に、トホホ感にあふれた人間観察や明晰な智慧が天窓となり、鮮やかに 照らし出す歌人の心の深み。読ませる新人が登場した。 島田修三(帯文より) いちめんのたんぽぽ畑に呆けていたい結婚を一人でしたい 星ひとつぶ口内炎のように燃ゆ〈生きづらさ〉などふつうのテーマ がんばったところで誰も見ていない日本の北で窓開けている 定価:2000円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:230頁 ISBN:978-4-86534-346-5
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『川島喜代詩の添削』[山中律雄 著]
¥3,520
川島喜代詩の添削 山中律雄 著 佐藤佐太郎門下から出て独自の歌境を切り開いた川島喜代詩。 「没すべき細部」等、その歌論の本質は、添削にみずみずしく表れる。 著者が若き日に受けた添削の実例を通し、うたとは何かを問い直す。 (帯より) 定価:3,200円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:238頁 ISBN:978-4-86534-340-3 発行日:2020年9月20日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院
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仲間節子歌集『シンギングサンド』
¥2,750
SOLD OUT
シンギングサンド 仲間節子/著 gift10叢書第32篇 沖縄は仲間さんの産土である。(略)作者の沖縄への愛とその生は、つねに思いにたがう条件の中で葛藤しつつ歌へと昇華してゆく。その葛藤こそ信頼できる作者の歌の本質であろう。 馬場あき子 帯文より パスポート携え渡りし日本国琉球処分の一世紀のち バナナの実日毎を庭に太りゆき百本の福いただく卯月 鳴き砂も埋め立てられて一切の泡瀬干潟の声の止むとき 定価:2500円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:228頁 ISBN:978-4-86534-320-5
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大山敏夫歌集『醜の夏草』
¥2,970
醜の夏草 大山敏夫/著 gift10叢書第31篇 歌集名「醜の夏草」には、簡単に言えば「草魂で頑張るぞ」というような思いを籠めてある。「草魂」とは、わたしの若い頃に活躍していたプロ野球の鈴木啓示投手の言葉で、(略)「投げたらあかん」と鈴木投手の声が今も聞こえる。「あとがき」より ねぢくれて固まる瘤のごときもの揉み解しほぐしやや希望あり ふりまはす手のなかにたまたま入りたる感じなれども小蠅をつぶす 排気ガスあびて泥など乾びたる茎葉ふとぶと醜の夏草 定価:2700円(税別) 判型:四六判ハードカバー 頁数:214頁 ISBN:978-4-86534-342-7
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三枝浩樹歌集『黄昏【クレプスキュール】』
¥2,860
SOLD OUT
黄昏 三枝浩樹/著 虚無と祈りの間で、揺れ続けた、あの頃。 時をかけておぼえたのは、かなしみや痛みに馴れること、かもしれない。 黄昏の、明るいしずけさのなかに歩み出す、第七歌集。 こころの襤褸【らんる】繕うための閑ありてかたえのひとと二人過ごせる 好きな時間はcrepuscule【クレプスキュール】 そうだった昔はきみのかたわらにいた もうすこし行く行けるところまで フルートのひかりの中にピアノ鳴りいづ 定価:2600円(税別) 判型:四六判ソフトカバー 頁数:290ページ ISBN: 978-4-86534-333-5 発行日:2020年7月30日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第30篇)
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森田アヤ子歌集『かたへら』
¥2,200
かたへら 森田アヤ子 著 第7回現代短歌社賞受賞 〈村〉、自然、そして農耕という、豊饒な他者が、この歌集には行き交っている。 黒瀬珂瀾(「栞」より) 柿の実を食ひさし落しゆくサルよ疾うに降参したではないか ものぐさと言ふな刈らない雑草はCO2【たんさんがす】を減らしてくれる 定価:2000円(税別) 判型:四六判 頁数:190ページ ISBN: 978-4-86534-321-2 発行日:2020年6月17日 発行:現代短歌社 発売:三本木書院(gift10叢書第27篇)
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現代短歌 2020年11月号
¥1,100
現代短歌 2020年11月/81号 定価:1,100円(税込) 2020年9月16日発売 B5判/136頁 年間講読料:6,000円(送料・税込) ご注文はメールまたはお電話でも承ります。 info@gendaitankasha.com 03-6903-1400 ◎2020年より、月刊から隔月刊(奇数月)となりました。 ------ 内容 ------ ☆巻頭作品 100首 ・第七書簡 正岡 豊 ☆【特集】第一回BR賞 発表 ・選考座談会 内山晶太 江戸雪 加藤英彦 染野太朗 ・佳作 乾遥香 沢茱萸 他 ・よい書評とは (あまり)書評を書かない理由 内田 樹 〝自分を殺してくれた書物〟への愛 添田 馨 書評が読み捨てられないために 永田和宏 ☆短歌歳時記 神無月から霜月 紀野恵 ☆歌壇時評 加藤英彦 ☆前号作品評 大松達知 ☆リレーエッセイ 月で読む本 佐佐木定綱 ☆書評 ・江戸雪『空白』 大口玲子 ・梶原さい子『ナラティブ』 齋藤芳生 ・荻原裕幸『リリカル・アンドロイド』 加藤治郎 ・小島なお『展開図』 石川美南 ・森田アヤ子『かたへら』 吉川宏志 ・大田美和『世界の果てまでも』 川本千栄 ・田中綾『非国民文学論』 都築直子 ☆作品連載 ・短夜 大室ゆらぎ ・オキノタユウ 前田康子 ・ショート・ステイ 宇都宮敦 ・太陽の塔 染野太朗 ・朝の手 木ノ下葉子 ☆評論 ・古関裕而はだれにエールを送ったのか 内野光子 ☆連載 ・幻象録 genshouroku/川野芽生 ☆投稿作品50首 ・「ファースト・フライト」曽川文昭 ☆第一歌集ノオト/生沼義朗 ☆読者近詠 ※読者の自選を原則とする投稿欄です。
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現代短歌 2020年9月号
¥1,100
現代短歌 2020年9月/80号 定価:1,100円(税込) 2020年7月16日発売 B5判/136頁 年間講読料:6,000円(送料・税込) ご注文はメールまたはお電話でも承ります。 info@gendaitankasha.com 03-6903-1400 ◎2020年より、月刊から隔月刊(奇数月)となりました。 ------ 内容 ------ ☆巻頭作品 50首 ・素志われにあり 一ノ関忠人 ・満洲開拓国策愚か 佐々木剛輔 ☆【特集】わが窓 [エッセイと作品12首] ******* 19人の歌人に下記の原稿依頼を出した4月24日時点の 国内感染者数は12,388例であった。 校了日の7月8日、国内感染者数は20,000例を超えた。 〈Stay home.〉というどこかしら錯誤と欺瞞を含む メッセージが蔓延し、蟄居する日々が続きますが、 歌人たるもの、自室という極小世界があれば、 せめてそこに「窓」があれば、歌はできるでしょう。 そこで、あなたの部屋の窓をテーマに12首を構成して下さい。 併せてエッセイをご寄稿いただければ幸いです。 ******* ○寄稿歌人(19人)一覧・・・春日真木子/三枝昻之/黒木三千代/五所美子/久々湊盈子/花山多佳子/山田富士郎/内藤明/川野里子/黒岩剛仁/林和清/喜多昭夫/大松達知/永田紅/平岡直子/川島結佳子/門脇篤史/浜﨑結花/鳥居 [評論] ・雨夜の窓、月夜の窓 安田純生 [窓のうた100首]編集部 ☆短歌歳時記 葉月から長月 奥村晃作 ☆歌壇時評 加藤英彦 ☆リレーエッセイ 月で読む本 田口綾子 ☆書評 ・佐佐木幸綱『テオが来た日』桑原正紀 ・大島史洋『どんぐり』坪内稔典 ・三枝昻之『遅速あり』谷岡亜紀 ・吉川宏志『石蓮花』藤野早苗 ・石川美南『体内飛行』高島裕 ☆作品連載 ・鳥は飼わない 東直子 ・日々32 9から12 藤島秀憲 ・心棒 二〇二〇年四月~六月 花山周子 ・兆し 嵯峨直樹 ・オリジナル スマイル 北山あさひ ☆評論 ・岡井隆はなぜ詩を書くのか 江田浩司 ☆連載 ・幻象録 genshouroku/川野芽生 ☆投稿作品50首 ・「暗黒の空」千田節生 ☆第一歌集ノオト/編集部 ☆読者近詠 ※読者の自選を原則とする投稿欄です。
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